エイプリル・フールと『バカはなおせる』のことなど・後
同書によれば、恋することによって、大脳基底核という所と腹側被蓋野(A10神経核)という所が働くそうなのだが、この腹側被蓋野が働くと分泌されるドーパミンという物質が、前頭前野、海馬、運動野、運動連合野などの働きも良くする――イコール、脳を良くするいうことらしい。
しかも、愛を感じていないよりは、感じているほうが脳にいい――恋の相手は架空の人物であっても一向に構わない訳である。要は、脳を良くする、脳や精神を活発に活動させる、その為の手段として、何に対してであれ「恋すること」が何より有効である、ということである。これほど力強い励ましがあるだろうか。
九郎兄さまであろうが、武蔵であろうが、ドン・ディエゴであろうが、Dであろうが、ロビンであろうが、ムウさまであろうが……とにかく、恋すれば良いのである。彼らとコミュニケーションをとる為の手段としての、書籍やDVDの購入という行動も、関連する映像作品や舞台などの鑑賞も、同好の士らと共にその魅力を語り合うことも、どれを取っても「脳に良いこと」であるなら、最早、何を遠慮することやある!! である。(ここまで拡大解釈する奴もそうはおるまいか……いや、これは決して、曲解でも誤解でもない筈である)
昔、九郎兄さまへの思いを、
恋すれど心むなしや我が君はことだまの野におはしますれば
――という腰折れに詠んだことがあるが、こうなって来ると、最早「心むなしや」どころではない。活字の中の主人公であろうが、銀幕の中の俳優であろうが、歴史の中の英雄であろうが、とにかく「夢中で恋すれば」良いのである。
これは――福音以外の何ものでもないではないか。
脳、刺激せよ
恋せよ人よ
恋こそ生くる
力の源泉
もしかしたら、韓流の純愛ドラマに夢中なおばさま方が、素晴らしく活動的で行動的で活力に溢れて輝いて見えるのは、その最も顕著な例かも知れない。
無論……現実の世界に、そのような対象が存在するのであれば、それ以上のことはないのだけれども……。
(「ぼくは、いつでもクレア☆に恋してるから、大丈夫だも~ん☆」ひつじ談――勝手に永遠にのろけとれ!!)






















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