2009年9月26日 (土)

思わず想像してしまった「羊検定」と「ひつじ検定」……

 検定に絡む文を書いていて、ふっと恐いことを考えてしまった。
 もしも「羊検定」や「ひつじ検定」何てのがあったら……。
 前者は、あってもおかしくないと思う。羊の種類、生態、伝承、文化、人との歴史、飼い方、毛刈りの仕方、糸の紡ぎ方、国内での飼育状況、羊牧場の情報知識、等々……全国の羊好きが集まって、自らの持てる羊知識の全てを注いで解答に挑み、試験終了後は三々五々お茶会になだれ込み、羊談義に花を咲かせる……素晴らしい。
 しかし、これが「ひつじ検定」となると……。

1.「ひつじ色」とは、どのような色を指すか?
   a.柔らかな明るい淡紫色
   b.ベージュ色
   c.白色
2.ひつじが最も好む食べ物は?
   a.おにぎり(星の女神さま謹製☆)
   b.〆切(特に、程よく煮詰まったもの)
   c.ひつじ三大珍味(星樹果・鳳凰卵・書斎茸)
3.ひつじが「疲れるんだよ~」とぼやいて、滅多に変化しない姿は?
   a.八頭身(やつみ)
   b.手のりサイズ
   c.膝のりサイズ
4.ひつじが最も敏感に反応する褒め言葉は?
   a.かわいい
   b.美しい
   c.格好良い
5.ひつじを呼び出す時のやさしい呪文は?
   a.「ひつじひつじかわいいひつじ」
   b.「羊が一匹、羊が二匹」
   c.「木の葉は森に、羊は群れに」
6.ひつじが「属してる☆」と自称しているのは?
   a.黄金蹄目
   b.偶蹄目
   c.奇蹄目
7.ひつじが「うすむらさきになったわけ」は?
   a.赤ワインの樽に落ちた
   b.ラベンダー畑でかくれんぼした
   c.葡萄棚のピオーネや巨峰を暴食した
8.ひつじが八頭身化した『ほうせきころりん』中の訪問先は?
   a.花仙行者の庵室と柳生の里と間宮家
   b.ゆがみとネオナゴヤとファルドニア
   c.吉野離宮とヴォルヴォンと姫さまの王宮
9.ひつじの乳兄弟でないのは?
   a.アガレス
   b.シャロン
   c.ディオン
10.ひつじの愛する永遠の伴侶は?
   a.クレア
   b.リリア
   c.シャーラ

 ――如何に寛大なる「ひつじ教教徒」の皆さまとて、こんな設問揃いの検定を、果たしてどこまで許して下さるものであろうか。
 まぁ、検定どころか肝心の世界構築さえまだまだの「ひつじワールド」なのであるが……。

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2009年8月29日 (土)

“ひつじ”付きの奇特なブランドバッグとの遭遇のこと

 何週間か前に、本町の総合卸のお店に行った時、輸入舶来品売場のカウンター奥の棚に、ちょっと信じられないバッグを見つけた。
 それまでは、とても手が出ないようなお値段のブランドバッグが並んでいたその棚に、遠目に見ても明らかに“ひつじ”と思しき物体が付属した、ナイロン地のような単色のバッグが3つ(黒、茶、金茶)も並んでいる。しかも、くっついている“ひつじ”らしきもののサイズたるや、はっきり言って「ふわりんこレベル」――直径10cmはありそうな代物で、単なるマスコットにしては存在感があり過ぎる……。
 何で、こんな場違いな棚に“ひつじ”が……と、一瞬、目を疑ったのだが、恐る恐る近づいてカウンター越しに見てみると、それは確かに、サフォークではあるものの、純然たるひつじに間違いない。
 その時は、知人との待ち合わせ時間が迫っていたので、後ろ髪引かれる思いでそのまま売場を後にしたのであるが、どうしても気になって、次の週に再度訪れてみると、件の棚にはもうあのバッグはなく、樺色の生地にアルファベットの“C”が一面に散った、よく見るブランドの秋物バッグに入れ替えられていた。
 買う買わないは別にして、一体どういう奇特なブランドの製品なのか、また、一体全体、幾ら位のお値段が付いているのか……非常に興味を持ったのであるが、何と言っても「カウンター奥の棚」に並んでいた商品である。決して、興味を示したと思われたが最後、勧めまくられ売りつけられ……といった類の「怖いお店」ではないのだが、しかし、壁続きのガラス棚にはエルメスやらルイ・ヴィトンやらのバッグが並んでいることを思うと、どうしても気怖じしてしまい、その日もそのまま帰ってしまった。
 しかし、今回ばかりは余りに気になって仕方なく、とうとう今日、なけなしの勇気を振り絞って、係のお姉さんに尋ねてみた。
「あのぅ、ちょっと前に、あそこの棚に三つほど並んでた、ナイロン地みたいなバッグで、この位の大きな羊のぬいぐるみが付いた……」
 そこまで聞いたお姉さん、即座に、
「ああ、シーバイクロエの新作ですね。申し訳ございませんが完売となりました。再入荷の可能性はあるんですが……」
 完売……ひつじ付きの、そこそこお値段の張りそうなバッグが、目撃して一週間で完売……。
 奇特なブランドと奇特な消費者群の存在を確認して、少なからず脱力してしまった出来事であった……。

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2009年6月21日 (日)

メリーおばさん恐るべし!? 更なるお財布の危機は続く……

 遂に……出た。
 常々、私のお財布の宿敵(?)として知られる、ほんやら堂さんの「メリーおばさん」のシリーズから、遂に「ラベンダーおやすみ羊サシェ」が出たのである……。
 ここ暫く、LOFTやハンズにご無沙汰していたこともあって、若い同僚から貰ったプレゼントで初めて知ったのであるが……まぁ、一言で言えば、某邦画の宣伝惹句の如く「いつか来るとは思っていたが、今日来るとは思わなかった」といった心境で――ラベンダー香る包みを解いて、うすむらさきのおやすみ羊を見た瞬間、思わず目が点に……。
 さて、この「おやすみ羊」のシリーズ、サシェに関して言えば、初期の白い羊に始まり、ピンク、ベージュ、バラ、と続いて、更には季節ごとに、さくら、いちご、パンプキン、黒ずくめの魔女スタイル、バレンタイン時期にはハートのチョコレート、といったものが続々と発売され、最近は「マシュマロ」タイプのまんまるサシェまで登場……最早、お財布は討死寸前である。しかも、同社のおやすみ羊製品は、皆さまご承知の通り、サシェだけではないのである。ぐぅ~……。
 更に、もう一つ、ひつじ絡みで白状すると……実は一週間前、Afternoon Tea さんの店頭で、かの“ふわりんこ”のミニ版ストラップを見つけて、思わず衝動買い……。(なお、因みに、この子の正式なコードネーム(?)は(レシートによると)「M345ヒツジストラップ」と言うらしい。因みに“ふわりんこ”こと「M345ヒツジ/ボール」は、1号が我家に、2号~8号は知人宅×6軒+某飲食店×1軒に、それぞれ婿入りしている)
 この、常時携帯可能な手のりサイズのふわりんこを巡っては、買った直後から既に不可思議な現象(?)が起きた。買ってすぐ鞄に付けて、友人との待ち合わせ場所である書店に直行したのだが……この“ふわりんこミニ1号”を見るなり、思わず「むぎゅっ☆」とやった彼女曰く。「今、鳴いた?」「え!? これ、鳴く機能は付いてへんよ」「けど、ほんまに鳴いたもん」「…………」――待ち合わせ場所の書店では、BGMや業務連絡の放送こそ流れていたものの、ひつじの鳴き声と聞き間違えるような音は全く存在せず……。改めて「奴さん」の威力の凄さを再認識させられた出来事であった。
 ともあれ、おやすみ羊にせよ、“ふわりんこ”にせよ……全くもって「世の中に絶えてひつじのなかりせば」――の心境が続く、今日この頃である。

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2008年5月22日 (木)

こは最早、ひつじの仕業に相違なし……。

 ひつじである。どう考えても間違いなくひつじの仕業である。
 奴さん、この陽気に誘われてか浮かれてか、また調子に乗って、ふうわりふわりとフル活動中である。その証拠に、15日が〆切であった「星の実」最新号のお原稿が、一部を除いて今だに殆ど届かない……。
 普段から、愛する星の女神さまお手製の天上の美味を、伴侶の特権とばかりに食べまくっとる癖に、そんなにうちの皆さんの〆切群が美味しいんかい……と、毎度のことながら呆れ返ってしまう。(「あ、割と美味しいんだよ~☆ 特に、程よく煮詰まった〆切はね~☆」ひつじ談)
 MIQさんのライブ絡みでも、既に3件「やらかして」いる。MIQさんの歌が、よっぽど美味であったらしい……。
 塩沢さんの告別式前後のこと(やっと気づいたのは半年も経過してからであったが、あれはもう、芸術的なまでに完璧な「やらかしよう」であった……)と言い、最終的には「☆沢の為を思ってやってるんだいっ☆」という心が明らかに窺えるので、余り無下に非難することも出来ないのが……はっきり言って、情けない。

ひつじ「もー、☆沢ってば失礼なんだ~。闇宇宙に冠たる星の男神さまを捕まえて……」
☆沢「今は手のりサイズひつじの癖にっ」
ひつじ「だ~か~ら~、八頭身(やつみ)って疲れるんだってば~」
☆沢「そういうことばっかり言うてると、終いにゃ養い親様(ガルシアさん)にご登場戴くよっ」
ひつじ「ひどいやひどいや。選りに選って、かーちゃんを引っ張って来るなんて~」
☆沢「大体が、奥様の方は大陸の一部地域で、人々の未曾有の苦難を何とか最小限度のものに留めんとして、お一人で奔走なさった末に、漸う僅かな休息の時を得て一旦こちらへ戻っていらした頃合いやろに、当のあんたは呑気に国内で〆切食べまくってからに、一体何をやっとんねん!?」
ひつじ「だってぇ、星の定めはぼくにも変えられないもん……」
☆沢「変えられんでも、星の女神さまは常に地上の我々のこと、あまねく見守って下さってるやろがっ!!」
ひつじ「そりゃ、クレア☆は昔っからそれだけ、人間たちのこと愛してるんだから……」
☆沢「その女神さまの唯一絶対の守護者にして、最愛の伴侶と設定してあるのに、あんたは何でそう、いっつもいっつも……!!(どごっ☆)」
ひつじ「あ~ん、クレアぁ、☆沢がいぢめる~☆)
クレア「あらあら……」
 ふっ。負けてへんわい。こちとら創り親(作者)でいっ。

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2008年3月21日 (金)

『ひつじのショーン』の続編を待ち望む思い・後

 また、随所に散りばめられた有名な洋画のパロディと思われる演出や挿話も面白い。私の感じた限りでは、『アポロ13』『ロッキー』『大脱走』『サイコ』などは、絶対に意識して使われているものと思われる。ひつじ用の水槽の水が冷たいからと、おっさん宅の浴室からお湯を横取りするべく、牧場のごみの山の中から様々な部品を寄せ集めて専用装置(?)を組み立てる場面など、まさに『アポロ13』を彷彿とさせるし、ダイエットに励むシャーリーは完全に『ロッキー』である。おっさんの下手な毛刈りから逃れるべく、羊小屋の地下に穴を掘るなど全くもって『大脱走』であるし、おっさん宅の浴槽に隠れたショーンらがシャワーカーテン越しに見るおっさんの影は、誰が何と言っても『サイコ』である。
 これだけ面白い作品であるにも関わらず、爆発的に人気が出るということもなかったらしく、年明けに予定されていた筈の、大阪での映画上映も結局実現しなかった。新作ではないらしいが、映画館の大画面で連中と再会出来るのである。東京では行われたということなのだが……何とも残念な限りである。
 こうなったら、是非一度、ショーン一座による『ひつじ探偵団』が見てみたいものであるが……しかし、そうなると、被害者役は必然的に牧場主のおっさん……あれだけショーンらの悪戯に遭遇しながら、それとも知らず悩まされ続けながら、決して精神安定剤なんぞのお世話になることのない、極めてタフ(?)な憎めないあの御仁に、最初っから鍬に貫かれた死体役で登場して貰うというのも、何だかお気の毒な気はする……。
 所で、この番組には、どういう訳か「あの」妹まではまってしまった。直接の理由は判らないが、恐らくは、その前に『サンダーバード』にはまっていた流れかも知れない。共通する点はと言えば、どちらも「手作り」の人形劇である辺りではないだろうか。因みに、『サンダーバード』にはまった直接の原因は、主人公たちの名前が全て、宇宙飛行士の名前から採られている所にあったようである。
 来月からは、あの『サラリーマンNEO』の新シリーズも始まる。何とか、この『ひつじのショーン』の続編も放映されないものだろうか……と、秘かに期待だけはしているのだが、本国でも、あれ以降のお話は制作されていないのだろうか。まぁ、確かに……気の遠くなる程に手間ひまの掛かる作品であることは、重々承知しているのだけれども……。

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2008年3月20日 (木)

『ひつじのショーン』の続編を待ち望む思い・中

 吹替が一切必要ない作品であるというのも面白い。無論、ショーンらの鳴き声は本国の声優さんらが演じておられるのだが、連中が話す(?)のは "Baa Baa" という「ひつじ語」であるし、人間たちの会話も「ひつじの耳にはこう聞こえているらしい」という感じの意味不明な音声が殆どである為か、敢えて日本語吹替は(地上波では)入っていなかった。勿論、字幕もない。それでもちゃんと、話の流れも会話の内容も、ほぼ正しく把握出来てしまえるのである。
 お蔭で、その分、思わず自分で「ひつじ語を日本語に翻訳」しながら画面を見る、という楽しみまで加わってしまった。これもまた「はまった」一因かも知れない。
 例えば、第4話の「ティミーのぬいぐるみ」というお話。赤ちゃん羊のティミーが夜泣きをして小屋の皆が眠れないので、考えたショーンは赤いテディベアを見つけて来てあてがい、これが功を奏してティミーはすとんと大人しく眠りにつく。この、すっかりティミーのお気に入りとなったテディベアを、翌朝、何も知らない牧場のおっさんは、ティミーから取り上げて飼猫にあげてしまう(多分、元々から飼猫の玩具として購入していたものが、何かの弾みで羊小屋に紛れ込んでいたのだろう)。懸命の訴えもおっさんには届かず、泣き叫ぶティミーを見て、ショーンは更に牧場のごみの山(ここは彼らの創意工夫の源泉でもある)の中から、壊れたクマっぽいお人形を探し出して来るのだが、とてもティミーのお気には召さない。遂にショーンは、飼猫からテディベアを奪還すべく、仲間らと語らっておっさんの住居へと巧みに侵入するのだが……。
 この、牧場主にぬいぐるみを取られて、返して欲しそうに鳴き、返して貰えないと判ると泣き叫び、ショーンの持ってきた壊れたクマの人形を見て更に泣き喚くティミーの、その台詞が、ティミーの表情と "Baa Baa !" という鳴き声から、
「おっちゃぁん、返やしてな~」「びぇ~っ!! ショーン兄ちゃぁん、おっちゃんがクマさん取らはったぁ~!!」「ちゃう~!! 赤いのが良え~!!」
 ――何故か、全て関西弁で想像してしまったのだが、恐らく、こんな感じなのではないかと思われて、以来、この回を見直す度に、条件反射的にティミーになり切って台詞をアテてしまうという、どう仕様もない症状に悩まされて(?)いる……。

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2008年3月19日 (水)

『ひつじのショーン』の続編を待ち望む思い・前

 昨年の4月から6月に掛けてNHK教育テレビで放映された、英国の人形アニメ『ひつじのショーン』(Shaun the Sheep)には、良い年をしてすっかりはまり、全話を録画すると共に、DVD-BOXまで購入し、更にはカレンダーにクリアホルダーにトイレットペーパー・ホルダー、果てはぜんまい動力で動く「とことこショーン」まで買い込み、挙句、目下はその「とことこショーン」に、カウンターの羊の鈴(係員の不在時に鳴らして貰えるように置いている。因みに、昔リトルワールドでお土産に買ったインドの羊の鈴で、なかなか大きな良い音色がする)の番をさせている始末である……。
 この作品、元々は同じスタジオで制作された『ウォレスとグルミット 危機一髪!』に登場した「ぷるぷる (=Shaun)」と呼ばれる迷子の子羊を、新たに主役に昇格させてシリーズ化したもので、一言で言えば、好奇心旺盛で創意工夫に溢れ冒険心と遊び心に満ちたサフォーク羊のショーンが、牧場で飼われている仲間たちと共に繰り広げる大騒ぎを、7分くらいで1話完結のお話にまとめたものである。
 内容的には、子ども向けの作品にしては、やや皮肉な笑い(『Mr.ビーン』ぽい笑い、とでも言うか……)が多いように思えてしまうのと、牧場のあちこちに転がる艶やかな「ひつじの落とし物」が、妙に写実的な印象で迫って来る辺りが少々気にはなるのだが、まぁ、そこらへんは置いておいて……。
 何と言っても、もう、連中(ショーンとその仲間たち)と来たら……牧場主のおっさんの目を盗んでは、傷んだレタスでサッカーするわ、ダイエットに燃えるわ、おっさんのお風呂のお湯は横取りするわ、羊小屋でフィーバーするわ、闘牛するわ……果ては街までピザ買いに行き、「ひつじは雑食だったのかっ!?」何て常識的なご意見など、訳なく蹄先で一蹴してしまう。毎回思わず「こらーっ!! 待たんかーっ!! 羊の分限を弁えんかーっ!!」と叫びたくなるような行動に出まくるのである。これでは……とても、目が離せる訳がない。
 余りのことに、ふっと「うちのひつじならいざ知らず、よそ様の羊がですよっ!!」とぼやいたら、ねこたさんに言われてしまった。「だって……ひつじでしょうが?」――最早、うちのひつじの立場(?)をも危うくせんばかりの勢いである。(「ふーんだ。ショーンなんか気にしないもんっ。ショーンなんかっ」ひつじ談)

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2008年1月23日 (水)

“ふわりんこのご利益”TVレポートの話を聞いて

 センター試験の前日、同僚(結婚祝いのティーセットに紛れ込ませた“ふわりんこ5号”を「立派な留守番羊に育てて見せますわ☆」と宣言して下さった奇特な御仁である)から、その日のTV番組で「入試合格の為の験担ぎ」の特集があった……と聞いた。どうやら、街頭インタビューで「あなたの験担ぎは何ですか?」と道行く受験生らに尋ねては、その人なりの面白い験担ぎ法を色々と披露して貰う……という趣向の企画であったらしいのだが、その中で、一人の男の子が「僕の験担ぎはこれです」と言って取り出して見せたのが、何と“ふわりんこ”(つまり、Afternoon Tea 謹製の「M345ヒツジ/ボール」である)であったのだと言う。何でも、その子を持って試験会場に行くと必ず合格出来た……ということであったらしく、それを見た瞬間「これは、出勤したら絶対に言わねば!!」と思ったそうである。(何だか……非常に申し訳ない限りである……)
 それにしても、そのような所でまで「ご利益」を発揮しているとは……“ふわりんこ”の奴(つまり、「M345ヒツジ/ボール」の姿を借りて、あちこちふわふわしている「うちのひつじの奴」である)、なかなかに侮れないではないか。まぁ、下手に褒めると「だって、ぼく、男神さまだも~ん☆」と、輪を掛けて良い気になるので、こそっとここに書いておく程度に留めておくが……しかし、こういうお話を聞くだけで、妙に嬉しくなってしまう辺り、我ながら少々情けなくはある……。
 所で、私が「一度見てみたい」と切望しているものの一つに“ひつじ雲”がある。それも、まるごと一頭の牡羊を思わせる形状をした大きなふわふわの雲が、よく晴れた暖かな春の日の夕暮れ時に一つだけぽこっと浮かび、白から薄桃色、薄桃色から朱鷺色、朱鷺色から杏子色、杏子色から薄紫色……と、刻々とその色あいを変えて行く様を、時間など忘れてぼーっと眺めながら、「あー、相変わらず白ワインの樽にはまっとるなー」「おー、ロゼワインの樽にはまり直しよったかー」「んー、ぼちぼちオレンジ・キュラソーやなー」「ほー、今度はアプリコット・ブランデーかいなー」「はー、最後の仕上げはやっぱり赤ワインやのー」――何て、自分(と、この界隈の方々)にしか理解出来ないような想像を、一人で巡らせて一人で楽しんでみたいのである。(「ひどいや~。それじゃ、まるでぼくが呑んべーさんみたいぢゃないか~」ひつじ談)

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2008年1月13日 (日)

ポジティブ・シンキング――“ひつじ的思考”のこと

 昨年、知人から教えて貰った面白い言葉に「ポジティブ・シンキング」というものがある。平たく言えば「前向きな考え方でいれば、良いこと・望むことを招き寄せる」――諺の「笑う門には福来たる」のような感じと言えば良いだろうか。
 で、この話題が出た時に、双方で交わしたメールは「すなわち“ひつじ的思考”ですな、私の場合は」「そ、そ。まさしくひつじ的なのだ」――で、あった……。
 この界隈の皆さまには、これで十二分に通じてしまうであろう……と、容易に想像出来てしまう辺りが、我ながら・・・であるが、まぁ、幾ら「ぐすん。ぼくって不幸……」と呟きまくった所で、有難くも多くの皆さまから深く正しく「理解」して戴いている上に、八頭身(やつみ)になれば全てが解決する奴であるから、究極のポジティブ思考の権化と断定してどこが悪い!! で、ある。(「ひどいや。こんな悩み多きかわいいひつじさんを捕まえて……」ひつじ談)
 この「ポジティブ・シンキング」(=ひつじ的思考)の好例として、最近あった上司の話を取り上げたい。お年賀状から「今年は“ひつじ的思考”で行きましょう!!」と、自ら仰言っていたのに、何と、新年会の日にマベパールのイヤリングを片方落とした……と、初出の日早々から物凄く落ち込んでおられた。会場のTホテルと、帰りに寄ったF喫茶店には電話を入れて「見つかりましたらお電話差し上げます」との答えは貰っておられたのだが、何でも、お母様からお誕生日に贈られた相当に高価で珍しい品であったそうで、見つからなければ母親から延々と呪われそうだ、道中の道端で落としていたら絶対に見つからない……云々と、落ち込みまくられるもので、思わず「ここは“ひつじ的思考”で行きましょ!!」と、落とした可能性のある場所がほぼ2ヶ所に絞られることや、そこそこの大きさのある品(手元に残った方を見せて戴いた)であることなどを挙げて、無責任な発破を掛けておいた。そうした所、翌日、F喫茶店から「見つかりました!!」との留守電が入り、この失せ物は無事、持ち主の手に戻ったのである。
 これこそ正に“ひつじ的思考”のなせる業なのではないだろうか。で、これに気を良くして、目下、万が一、宝くじに当選した時の為に、みずほ銀行に普通口座を開設しようかと前向き思案中である。“ひつじ的思考”の論理で行けば「そりゃ、作っとけばきっと当たるよ~☆」ということになりそうだからである。

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2007年12月 6日 (木)

携帯eカードと腰折れとふわりんこの三題噺(?)

 先週の日曜日、若い同僚が春日大社で結婚式を挙げた。参列はしなかったのだが、携帯メールで送れるお祝いのeカードなら大して格式張らないから、余り気を使わせずに済むだろう……と、日時指定をして前日に送っておく予定で、ごくごく軽く考えていた。
 所が、である。最初は、結婚祝い用の可愛いアニメeカードを何か選んで「ご結婚おめでとうございます。末長くお幸せに」程度の簡単なメッセージを付けて送るつもりでいたのだが、ぎりぎりになって上司から「図書館一同」名義でも一通、eカードを送っておいて欲しいと頼まれた。絵柄の方は何とか違う種類のものを用意出来たが、問題はメッセージの文面である。考えていた文面は「図書館一同」の方に使うしかないし、当日に何かの事情で送り忘れでもしたら取り返しがつかない。仕方なく、文字通り即席で「秋深く藤のゆかりの花宮にゆかり花嫁笑み立つ佳き日」――何て腰折れをでっち上げて添えることにした。何のことはない。花嫁が「ゆかり」さんなのと、藤の花色の紫とを無理矢理くっつけただけの代物である……。(それでも「花宮」にしようか「御社」にしようか、程度は悩んだ)
 さて、花嫁に有志で贈った結婚祝いの年号入りティーセット(Afternoon Tea 謹製)の箱に、ふと思いついて“ふわりんこ5号”を同梱して貰った。これは、同店のオリジナル製品で、早い話が「手のりサイズのまんまるふわふわひつじ」のぬいぐるみである。普通の人なら、テディベアのペアを添えるとかなさるのであろうが、普通でない私には「これしかない!!」と思われてならなかったのである。有難いことに、理解ある花嫁には「立派な留守番羊に育てて見せますわ☆」と素直に喜んで戴いた。これ、ふわりんこ5号、アルバイト中につまみぐいなんぞせず、しっかりと新居のガーディアンさんをやるように!!(これでまた、信者予備軍が増えた……かな?)
 この“ふわりんこ”、正式なコードネーム(?)は(レシートによると)「M345ヒツジ/ボール」と言うらしい。因みに、1号は既に我家に、2号~4号は知人宅に婿入りしている。そうして、見た目でまず脱力し、手に取ってその手触りで再度脱力し、思わず「むんにゅ~!!」「ぴろ~ん!!」「圧縮っ!!」を試してみたくなる――と、専らの評判である。それらにより、“ふわりんこ”の奴が各方面に於いてどのような運命に陥っているかは……ご想像にお任せする。

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2007年4月 1日 (日)

エイプリル・フールの携帯eカードのことなど

 Ynot(ワイノット)の携帯eカードは、手軽に送れる上になかなか面白いものが多く、昨年六月に運営会社が楽天に変わってからも、取り立てて大きな変更もなくサービスを利用することが出来るので、お誕生日や季節の挨拶など、折々に友人・知人に送って結構楽しんで貰って来ている。
 今日は4月1日なので、何か受けそうなカードがあれば送ろうかな……と、同社のサイトを覗きに行った所、去年は無かった「思わぬデザイン」のカードを見つけ、一目ですっかり気に入ってしまった。
 題名は「4月1日抗議デモ」で、ひつじが「ひとをだますのはよくない!」「エイプリルフールはんたーい!」のプラカードを持って必死の訴えをしている二枚の図柄が交互に現われるだけのシンプルなものだが、背景に斜めの斜線が入っていてなかなかに迫力がある。これを送らない手はない!と、「星の実編集部は速やかに第33号を発行せよ!!」の一文を添えて、「ひつじ」名義で星の実会員の皆さま並びに関係者各位に送ってみた所、様々な反応が寄せられた。
「思わずドッキリ!のエイプリルフールでした。今までで一番効いたぁ!頑張ります☆ひつじさん☆」
「そーいや以前エイプリルフールで、原稿上がったと編集部にFaxした強者漫画家がいましたっけ…」
「ゲンコーできた。100ページの大作。明治文豪ロマネスク!・・と、日記には書いておこう・・(汗)」
「朝のグリーティングカードありがとうございました。笑いました(^o^; 今日はエイプリルフールなんですね(^.^)b」
 ――等々、それぞれに楽しんで戴けたようである。(皆さま、メール文引用のご許可を戴き有難うございました。)
 もう一つ、うさぎが「うそだよ~ん!」とあかんべーする図柄のもの(これは去年からあった)に、「おこん激務で38kgに!!」の一文を添えて仕事関係の皆さま方に送ってみたのだが、さて、その受け具合いは……ご想像にお任せする。

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2007年2月26日 (月)

ADSLへの繋ぎ換えと、端末の中のひつじの悪さの話

 ADSLが開通して一週間になるが、今の所は飛躍的に通信速度が速くなったという実感がまだない。ウイルス対策ソフトやWindowsのアップデートにしても、これまでに何度も経験している「ちょっとしたアップデート」と余り変わらない感じなのである。今までなら軽く60分や80分は掛かっていたサイズの大きなプログラムが、その程度の時間でダウンロード出来ている訳なのだから、もっと喜ばなければならない筈なのに……。人の感覚というものは、何とも贅沢で勝手なものである。
 さて、そのADSLを開通させる為の「モデムの繋ぎ換え作業」は、実に困難を極めた。単純に「モジュラージャックとモデムを繋ぎ、そこから電話機とパソコンに繋ぐ」だけで済む筈なのに、これまでが「モジュラージャックからWin95機を経由して電話機とXP機に繋ぐ」という状態であった為に、妙にややこしくなってしまったのである。思わず「責任者出て来ーい!!」と叫びたくとも、そもそもこういう繋ぎ方をしたのは自分自身であるから、どうしようもない。繋ぎ方ガイドと首っ引きで、繋いでは外し、外しては繋ぎ、接続確認のテストを延々と繰り返し……辛うじて成功して、接続やメールソフトの設定変更までを終えることが出来たのは、夜中の1時11分であった……。
 この作業中に思い出したことがある。XP機を購入し、何とかケーブルを繋ぎ終え、それから暫くの間――多分、一ヶ月以上――は、何の不都合もなくネット利用が出来ていたのだが、ある日突然、接続が全く出来なくなってしまった。原因も判らず、仕方なくNECのサポートに電話して状況を説明していた所、信じられない事実が判明した。何と、ダイヤルアップでアナログ回線を使って接続するのに、誤って「デジタル回線用」のジャックにコネクタを差し込んでいたのである。にも関わらず、これで何の支障もなくネットに接続出来ていたのである。サポートのお姉さんも「普通は、出来ない筈なんですが……」と、電話の向こうで絶句しておられた。普通は出来ない筈のことが出来ていた――これはもう、ひつじの仕業としか考えられない。奴さん、端末の中で遊び飽き、デジタル回線用のジャックからアナログ回線を伝ってネットの海へ遊びに出ていたに相違ないのである。つくづく人騒がせな奴である。
 で、今回は、その「デジタル回線用」のジャックを改めて使用し、無事に接続を完了することが出来たのであった。

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2007年2月23日 (金)

PANTONEに無い色をめぐる、うちのひつじの発言など

 一昨々日の朝、出勤途中の環状線で、向かいのホームに入ってきた列車をぼーっと見ていると、車両の各扉脇に一色ずつ色の違う携帯電話の広告シールが貼られていた。ソフトバンクの新しい携帯・PANTONEの広告である。「812SH」というシャープ製の機種で、1機種で20色が用意されているということ自体が話題らしい。白、黄、赤、緑、青、茶、黒……と、全車両に渡ってカラフルに続く広告を、なかなかに楽しく眺めさせて貰ったのだが……しかし、最後尾の車両が目の前を通り過ぎた途端、心の中でぼそっとこう呟いた私であった。「紫もピンクもあるのに、うすむらさきが無いやないかい、孫さんっ!!」
 ネットやポスターで改めて見てみると、20色のうちでは「パールピンク」が、やや薄紫ぽく見える気がしないでもないのだが……矢張り、違う。よその会社の携帯のことでもあり、よしんばイメージ通りのひつじ色(淡紫色)があった所で、そちらに乗り替える予定もないのに、こういうことにはついつい過剰反応してしまう私である。
 で、思わず「ひつじを知る知人」にメールしてみた所、「ソフトバンクから20色の携帯!と聞いた時にはかなり期待したんですが……」とのお返事。更に「一瞬、アクリル絵の具で塗れば良いんだ!と考えた自分が怖いです」――ここで、ひつじが作者の携帯を取り上げ、ひづめ打鍵でレスを送る。曰く「うすむらさきのが無いなら、白いのを買って赤ワインの樽に浸ければ良いんだよ~☆」すると、すかさず「ひつじさぁん、携帯は水に浸けたら使えなくなるんだよ!」のお返事。ひつじ、けろりと「違うよ~。お水に浸けるんじゃないよ~。赤ワインに浸けるんだよ~☆」……かくして、ひつじが黄金のひづめの先に勿体ぶってストラップを下げ、白い携帯電話を樽の中の赤ワインに「水ぽちゃ」ならぬ「酒ぽちゃ」すると……携帯は、決して壊れることなく、綺麗なうすむらさき色に染め上げられるのであった。ちゃんちゃん。――あの車両広告から、ごく一部にしか判り得ぬであろう世界に於ける想像をここまで広げる奴はそう居るまいが、それにさらりと乗って下さる方にかくも恵まれたことは、私にもひつじにもこの上ない幸せである。
 因みに、ひつじが今回、向こうの肩を持つような発言をしたのは、『サラリーマンNEO』の「世界の社食から」で紹介された汐留の本社ビル内にある「孫さんちの社食」が結構気に入ったから……であるらしい。

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2006年9月10日 (日)

あったら行ってみたいかも知れない……“ひつじ喫茶”と“執事喫茶”

 知人の情報によると、メイド喫茶ならぬ“執事喫茶”なるものが実在するそうである。詳しい内容は名称から想像するしかないのだが、この情報を教えてくれた知人は、最初、その名称を耳にした時“ひつじ喫茶”と聞き違え、思わず「牧場や羊小屋を思わせる内装。食器等アイテムは全て羊モチーフ。サービス係は羊の着ぐるみ」――といった光景を想像してしまったのだと言う。それも楽しいかも知れない。私としては、内装はログハウス風で、壁には純毛草木染めひつじ模様の大きなタペストリー、ウェイターさんやウェイトレスさんは素朴な牧童風のお衣装、無農薬有機栽培の素材を使ったデザート類やハーブ・ティーが売り物で、お手洗いにはラベンダーのポプリが自然な芳香を放ち、勿論、洗面所に常備されている石けんはEMハンドソープあわタイプ、厨房で使われているのもEM食器洗い液体石けん、ひつじ模様のナプキンやテーブルクロスのお洗濯に使われているのもEM液体洗たく石けんとクエン酸……そんなのを想像してしまった。
 所で、実際の“執事喫茶”というのはどんなものなのだろうか。これも想像してみるに……あれだろうか、伝統的な執事さんの衣装を完璧なまでに自然に着こなしたジョン・ギールガットのような主任さんの下に、若い見習い執事さんたちがウェイターとして複数人いて、お客が来ると「大旦那様」だの「大奥様」だの「旦那様」だの「奥様」だの「若旦那様」だの「お嬢様」だの「坊ちゃま」だの「嬢ちゃま」だのと言って丁重に迎えてくれて、喫茶のマナーが悪かったりすると、ぴしりと厳しく指導してくれたりして、普段のメニューは「アーリー・モーニング・ティー」や「ブレックファスト・ティー」から始まって、時間と共に「イレブンジィズ」「アフタヌーン・ティー」「ハイ・ティー」、そして「アフター・ディナー・ティー」へと移って行くとか、食器は日替わりで各国の伝統あるブランドのものが使われるとか、あと、本格的な英国式ティー・パーティーが定期的に開かれたりして、もう、いつ行っても洗練され抜いた上流の雰囲気が溢れ返っていて、で、ピアノの生演奏が随時あったり、パーティー時には室内管弦楽団が招かれたり……そんな中、お店の中庭には、草むしりに燃える執事さんがいたりしても楽しいかも知れない――などと、想像だけは逞しくしてしまうのだが、実際に行く勇気は……多分、ない。

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2006年7月 7日 (金)

星逢の空を眺めつつ思うこと

 七夕である――と言うか、うちの連中にとっては、この星の上での年に一度の“星まつり”の当日、本宮の日である。何で中国の七夕伝説と重なるのかと言えば、設定を拵え始めた当初、各月の守護女神・守護男神の聖日を、単に1月に当たる雪の月は1日、2月に当たる水の月は2日、3月に当たる光の月は3日……と、機械的に当てはめて決めて行った結果で、各月のイメージに合う女神を、先に雪・花・星・月から均等に配して1月・4月・7月・10月の担当に決めていたから、必然的に7月に当たる星の月は7日になったのである。
 いずれにしても、新暦で梅雨まっ盛りのこの時期、晴れた星空を地上から見ることはなかなかに難しい。今夜もまた曇り空であるが、牽牛と織女に関しては「古い時代の恋人たちだから、きっと旧暦で予定入れて逢ってる筈」だと、昔から考えることにしている。しかし例の「奴」めは「地上が曇ってても、天上界は晴れてるも~ん☆」「じゃ、ぼくやクレア☆のご縁日は、旧暦で設定しといてよね~☆」と、洋の東西お構いなしに気楽にのたまう――情けない。どうせ「奴」にとっては、神殿に捧げられた「美味しいものを一杯食べられる日」に過ぎないのだろうが……。
 所で、3日前のことになるが、仕事帰りにたまたま覗いてみた雑貨店で、妙に惹かれる意匠の指輪を見つけた。指輪と言っても、ごくごく安価なファッションリングなのだが、素材も明記されていない銀色の台に、星型にカットした無色透明の名も知らぬ石が大小一つずつ嵌っていて、思わず「こ、これは、もしや、うちの男神と女神を表わしているのではっ!?」と、急速に心が動き、三割引の札にも引かれて、そのままレジに走ってしまった。「奴」に言わせれば「せめて、ホワイトゴールドの台に最上質の白水晶が嵌ったくらいのやつでなきゃ、ぼくたちに失礼じゃないの~?」ということらしいが、サイズも確かめずに買ったのに、意外にぴたりと中指にはまってくれて嬉しくなり、今日は「七夕やし」と、朝からはめて出勤してしまった。指の根元に慣れない異物が存在するせいでか、妙に似たような打鍵ミスを飽きもせず延々と繰り返してしまったが、思いの外に心楽しく一日を過ごすことが出来た。星の女神に感謝である。(決して「奴」にではない☆)

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2005年11月22日 (火)

新たなるひつじのアルバイト発見!? ~或いはスキンケアをめぐる妄言~

 今年は珍しく肌が乾く。特に、少し前から両手や顔の皮膚が妙にかさつき始めて来た。普段から乾燥肌だの油性肌だのと意識したことも別になく、こうしたことはとんと気にならない質の私が気になるのだから、余程ひどいのだろうと思われる。館内の空気が空調で相当に乾燥しているのかも知れない。それでなくても、図書というものは知らない間に指先の水分や油分を吸い取ってしまうし、極めて微細な埃がまつわり付いているものなので、作業後は季節を問わずにハンドクリームが欠かせないのだが、今年のこの乾燥ぶりには、少々度の過ぎたものを感じてしまう。
 とうとう、口の端が荒れて切れ始めたので、流石にこのままではまずいのではと思い、生まれて初めてスキンミルクなるものを買って使うことにした。例によって、表示されているどの成分が自分にとって毒なのかなど皆目判らないし、我が身を使って人体実験するのであれば、あれこれ迷うだけ時間の無駄であるので、数ある類似の製品には目もくれず、とっととJecyのボディローションの棚へ直行する。正式名称は「Jecy's favorites body care milky lotion(ジェシーズフェイバリッツボディローション)」で、200ml入りが税込987円也。高いのか安いのかもよく判らないが、ボトルに描かれたJecyの絵がやっぱりかわいい。(因みに、最近は桃の花ハンドクリームやメンソレータム薬用リップスティックに加えて、このJecyのハンドクリームとリップクリームも併用中である。)
 早速、その晩からお風呂上がりに使い始めてみたのだが、これがなかなか具合が良い。頬と手の甲のかさかさがまずなくなって来た感じだし、がさがさに削げてストッキングに引っ掛かり続けていた指先のささくれも思いのほか「まし」である。無論、単に不足していた水分や油分を補いさえすれば良かっただけのことで、他の製品を使っても同様の効き目が表われたかも知れないのだが、そこは矢張り「ひつじのスキンミルク」であると言う思い込み(ひつじ信仰)との相乗効果の果たす役割が、私には大きいものと思われる。リップクリームとは違ってラノリンも含有されていないので、ますますそんな気になって来る。と、なると……これは、Jecyに一方的な焼餅心を抱き続けていたひつじが、いつの間にやら「Jecyのアルバイト」を始めて、教祖の肌にも星の守りを与えてくれている、ということなのかも知れない。

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2004年11月21日 (日)

いつか、七色ひつじ浮かべて……

 本当は、別な話題で書く心づもりをしていたが、どうにも気が滅入ってならないので、再び「オフロート」絡みで書くことにする。何故また「オフロート」なのかと言うと……某教祖から「今回は、解決するまで八頭身(やつみ)で奔走せい!」と厳命されたひつじが、「八頭身(やつみ)って疲れるんだよ~」の口癖通り、相当に疲れ気味であるらしく、内緒のバイト先である「夢宇宙(むうちゅう)」にて、ここ数日、頻りと「オフロート~☆オフロート~☆」と、小林製薬さんの回し者のように連発し続けているので、その辺りから安易に思いついたに過ぎない。(参考:http://chu.infoseek.co.jp/119147/)
 さて、以前書いた〈泡状浴用化粧品〉「オフロート」だが、手のりひつじ一頭分(メーカーの説明では「テニスボール大のもの1コ」)をお湯に浮かべると、約20分ほどは保つ。これは、一般に勧められている「半身浴に良いとされる時間」とほぼ同じなので、その目安にすることも出来る。泡が消えるまでお湯に浸かっていれば良いのである。ただ、追い焚きしながら浸かっている時などは、どうしてもお湯が波立つから、当然、泡の消えて行く速度も速まってしまう。「ひつじ浮かべて、ぬるめでゆったりぼーっと入浴」が、一番良さそうである。
 この「オフロート」には、うすむらさきの「ラベンダー」以外にも何種類かあるらしい。妹が、うす桃色の「ヒヤシンス」とうす緑色の「森林の香り」を買って来た。ロゼワインの樽に落ちたひつじと、ペパーミント・リキュールのグラスに落ちたひつじである。この分だと、他にもうす黄色やうす橙色やうす青色の製品もありそうである。いっそ、七種類七色あれば「虹色ひつじ」を作れるのに……などと、またもしょーもないことを考えてしまった。希望を言わせて戴くならば、うす黄色は矢張りレモンの芳香で爽やかに決めて戴きたいし、うす橙色は特にリラックス効果を強調してオレンジの香りにして欲しい。うす青色は、ここまで来てバラの香りがないのも寂しいから、「ブルーローズ」何て名前で発売して貰えれば、虹の七色のうち六色までが揃う。想像するだに楽しそうである。
 更に欲を言うなら、多少高価になっても良いから、天然のエッセンシャルオイルを贅沢に使って、より自然な芳香が漂うように工夫して戴ければ完璧である。
 何やかや言いながら、結構「オフロート」にはまっている私である。

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2004年10月24日 (日)

ひつじは何をやっとんねん!?

 また地震である。今度は新潟で震度6強。しかも余震が物凄く、6強、6弱、5強、5弱、といった烈震・強震が、何度も襲っているとの報道である。(震災後、烈震や強震という表現は無くなったが、どうも私には微震・軽震・弱震・中震・強震・烈震・激震――と呼ぶ方が習慣的・感覚的にぴんと来るので、つい使ってしまう) どうかこれ以上の被害が出ないよう、最小限の被害で済んでくれるよう、一人でも多くの人が助かって下さるよう、今は祈ることしか出来ない。
 この、日記とは名ばかりの気まぐれ思いつき雑記を始めて、まだ二ヶ月と少しにしかならないのに、その間、地震や台風の話題を何度書いたことだろうか。その都度「ひつじは一体、何をやっているのだろう?」と、思わずつけ加えてしまうのは、矢張り、人の力ではどうすることも出来ない自然の力の凄まじさを見せつけられる度に、人を含め自然を含めたこの世の全てを創造した大いなる存在(「サムシング・グレート」と呼ぶ人もある)が、その意志というものが、そこに一体どのように働いているのか――それを、例えその片鱗だけでも、知ってみたくなるからかも知れない。
 地球温暖化と人との関わりは否むべくもないが、台風の多発生と地球温暖化の相関関係については、まだ解明されていないと聞く。増して、地震という現象そのものが、人為的な不手際に影響されて、誘発されたり発生したりする可能性は、まず考えられないだろう。人の所為ではないから天災なのである。(乱開発や手抜き工事、天災への無関心や慢心が原因となって、不幸にも被害が更に広がってしまうのは、これは「人災」に他ならないと考える)
 ひつじは「サムシング・グレート」ではないけれども、少なくとも、それに「より近い存在」ではある。それだから、ひつじならこういう時に、我々に対して何かを教えてくれるかも知れないし、「サムシング・グレート」に対して何か意見してくれるかも知れないし……と、無意識にそんな期待を抱いて、つい「ひつじは何をやっとんねん!?」と言いたくなってしまうのである。
 ただ……「邪方士に狂わされて暴走する地霊を鎮めるべく戦いを挑む八頭身(やつみ)の男神さま之図」ならば是非見てみたいが、「地底に棲息する巨大ナマズくんと対決するひつじ之図」は――余り見たくない気がする……。

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2004年10月18日 (月)

ひつじ浮かべて☆ふわふわバスタイム!?

 最近、珍しく「妙に気に入ってしまった」商品がある。お風呂で使うアロマグッズで、商品名は「オフロート(Ofloat)」。発売元は小林製薬。ヘア・ムースのような缶から出したテニスボール大の泡を掌に取り、これを湯舟のお湯に浮かべると、泡が溶けて消えるまで芳香が漂ってリラックス出来る……というものである。
 私が買ったのは、色はうすむらさき、香りはラベンダー――購入理由&使用目的は明白である。台紙に付いている使用例の写真は、バタークリーム細工のような「泡のバラ」で、これにもかなり心引かれるものがあるのだが、この際、無謀な挑戦はやめにして、専ら自分の技量に見合った「手のりひつじサイズ」の「うすむらさき色」の「ふわふわもこもこひつじもどき」の泡を拵えては、湯舟に浮かべて喜んでいる……。
 ふと、その昔、お風呂で遊ぶ「クレイジーフォーム」(バンダイ)というスプレー式の泡の玩具があったのを思い出した。確か、缶の頭が人形の顔になっていて、口からメレンゲのような白い泡が出て来る……というものだったと思う。テレビの宣伝(まだ白黒テレビの時代だった)で見て欲しくなって一回だけ買って貰ったが、別段、特別に良い香りがしたとか、石けんの代わりに使えたとかいう記憶は無い。当時かなり話題になっていたように思うのだが、いつの間にか店頭から消えてしまった。この「オフロート」は、玩具ではなく化粧品に属する商品(説明では<泡状浴用化粧品>となっている)であり、今や相応の市民権を獲得している「アロマグッズ」なのであるから、今からそこそこの期間は販売が続いてくれるだろう……と、その点は楽観することにしている。
 因みに、表示されている成分は、水やLPガスを含めて18種類。例によって、どれが自分に安全なのか危険なのかなど皆目判らないが、有吉佐和子さん風に言うなら「今日使って明日死ぬような成分が入っている訳でもなかろう」から、暫くの間は気楽に楽しんでみようかと思う。
 「うすむらさきふわふわひつじさんとバスタイム☆」――何か、情けない気がしないでもないが、それでも、これを浮かべた湯舟にぼーっと浸かっていると「気のせいか妙に和む」感じがするのは、ラベンダーの香りのせいだろうか、きれいなパステルバイオレットを呈する色のせいだろうか、それとも、ふわふわまるまるもこもこしたその形状のせいだろうか……。

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2004年9月29日 (水)

ひつじの仕業・RD編

 昨夜、11時のニュースで台風21号の情報を聞こうと思い、ラジオ(NHK-FM)をつけた所、まだ少し時間が早く、ラジオドラマ枠「青春アドベンチャー」の放送中で、何とそれが『夏の魔術』の、しかも「第7回」の再放送であった……。
 「ひつじの仕業」にはかなり慣れているつもりではあるが、選りに選って「第7回」というのが余りにも出来過ぎていて、すっかり目が冴えてしまった。
 このラジオドラマは、田中芳樹原作で、本放送は1997年3月31日~4月11日(全10回)。当時、録音に失敗し、後日発売されたCDで全編を通して聞いた作品である。暫く聞き返していないので、多少記憶が曖昧ではあるのだが、物語の中で初めて「和彦」の台詞が相当量出て来る(それまでの台詞量は、回想場面で少しある程度)回が、この「第7回」なのである。しかも昨夜は、各出演者による本編終了後の配役紹介を、本放送から7年目にして初めて聞くことが出来たのであった。「和彦、塩沢兼人」と……。
 ひつじくん、教祖をびっくりさせて……ひょっとして、楽しいんかい?

追記 CDを聞き直してみたら、矢張り、和彦の台詞は「第2回」の回想場面と、「第7回」「第8回」「第10回」にそれぞれあった。但し、CD化の際に多少の割愛・編集が行われている可能性もあるので、断言は出来ないけれども。

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