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2009年7月 5日 (日)

『ぼてじゃこ物語』のこと~ドラマの記憶と小説版を中心に~・2

 まず、この作品のあらすじを、ドラマの記憶・小説版・新聞縮刷版TV面の記事からまとめてみる。(注:古い記憶に頼っている部分もありますので、万が一、ドラマと異なる箇所等があっても、どうぞご容赦下さい。拙いながら「ほぼ、こういう感じのお話でした」と、お伝え出来れば……と思います。なお、文中の俳優名は敬称略とさせて戴きます)

 琵琶湖畔の貧しい家に生まれ、早く母を失った雪子(三田佳子)は、その母が遺した「ぼてじゃこになったらあかん」という人生訓を胸に成長。継母・けい(原知佐子)の画策で、旧家の総領息子・牧田輝男(船戸順)との縁談を強引に進められるが、挙式当日、牧田には愛人も子どももいることを知って式場から逃げ出す。
 大阪に向かう汽車の中で、不思議な老婆・千代(ミヤコ蝶々)と知り合った雪子は、千代に気に入られ、同居しながら千代流の一風変わった商売の極意を教えられる。
 堂島のオフィス街で勤め人を相手に菊石を売り、早朝の道頓堀で紙屑を拾って僅かなお金に換え、倹約と工夫で無駄を省いた質素な暮らしを実践する一方、他人の土地の間に所有する僅か二坪半の土地を、駆け引きの末に五百万円で売却し――と、まずはお金の稼ぎ方を雪子に見せた千代は、次に、この五百万円を使って、芦屋で一家心中の曰くが付く廃屋を買い、応接間だけの家を建てた上で、知己の落語家・幸福亭円満(フランキー堺)の高座のネタにさせて「縁起なおし」も果たし、これを売って更に大金を手にする。
 千代は、亡夫と起こした建設会社・堤組――今は堤建設の社長である長男・宗一郎(高田次郎)や、その嫁・敬子(扇千景)とは折り合い悪く、末子・宗六(本郷功次郎)に、会社の行末も含めた期待を掛けていた。飯場の人々も皆、千代や宗六の味方であった。
 次に千代は、雪子に大金を預け、それを使って増やすように言う。雪子は、土地を買って家を建てて売ることを思いつき、宗六の協力を得て地主を訪ね、和風建築を立てる条件で良い土地を安く手に入れることに成功するが、千代から、和風建築は売れない、何故、洋風建築にしなかったのかと叱られる。しかし、千代はその家を買い取り、雪子と宗六に住むように――雪子を宗六の嫁に迎えたいと――言う。宗六からも求婚された雪子は悩み、牧田との過去を千代に告白するが、過去のことは忘れようと言う千代の言葉に、宗六の求婚を受け入れる決心をする。

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