絵空事の世界に現実味の裏打ちを切望したこと
先週のとある平日の夜、ウイルス検索に時間が掛かってパソコンが触れなくなり、待っている間に民放の番組をぼーっと見ていた所、意外な所でひつじのアルバイトを見つけた。実写のドラマの所々に、小さいアニメ(CG?)のひつじ(但し、サフォーク。変装してまでバイトする奴…!?)が突然おじゃま虫して、じたばたしたり嫌々したり泣いたり……なかなか可愛い。少し前に、知人から「OPや前回のあらすじのひつじアニメが可愛いドラマがある」と教えて貰ったのだが、どうやらそれであったらしい。
で、そのドラマというのが、何やら風変わりな設定の学園物で……何故か、学園生活を送る生徒一人ずつに執事が付くという、相当に現実離れしたお嬢様学校が舞台で、校舎などまるで領主館か宮殿である。
その回は、年齢にばらつきのある生徒たちが集うサロンのような部屋と、主人公の女の子の寮室と、やたら薔薇の多い校庭などが中心の展開であったので、具体的な授業の内容や様子、教師陣の顔ぶれ等までは判らなかったのだが、お話自体は、まぁ、少女漫画っぽいファンタジーの世界、という感じであるように――原作があるならば、恐らくは少女漫画であろう――思われた。
が、しかし……ここで妙に違和感を覚えてしまったのが、生徒らの制服のスカートが極端に短か過ぎることであった。現代の普通の中学高校が舞台で、一部生徒のスカートが短い程度であれば、まだ最近の流行かと柔軟に理解も受容も出来たと思う。だが、伝統ある典型的私立女子校どころか、途方もない名門私立全寮制女子校らしき設定で、レディ育成が至上目的だの、卒業生は殆どが家の為に政略結婚するだの言いながら、肝心の生徒らの制服が全て、太もも丸出しに近い……というのが、何とも嘘っぽく思われてならず、瞬時に現実に引き戻されてしまった。しかも、その太もも丸出しの制服で、社交ダンスの稽古をする場面まであって……もう、優雅だの高貴だの気品だの言っていられる段階ではない感じであった。
高額の授業料を納めて愛娘に最高級の淑女教育を受けさせようとする、旧家や富豪の当主でもあろうかと想像されるその保護者らが、果たしてあんな制服を認めるだろうか。第一、冷えは則ち将来的に不妊の遠因=継承者問題にも直結しかねない。
つくづく、絵空事の世界は、もっと徹底して絵空事らしく、根も葉もある嘘を綿密に重ねて構築して欲しいなぁ……と、思った次第であった。
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コメント
同感です。
若い監督・演出・役者の皆さんに多くを求めるつもりは無いのですが(失礼?)、言葉遣い・立ち居振舞いに「優雅だの高貴だの気品だの」がまったく感じられません。
腕組みして斜に構えて上から目線でものを言うお嬢様・執事に「あんた」と呼びかける淑女(候補生)・「マジかよ」と問われ「大マジよ」と答える(将来の)富豪当主夫人。
水嶋ヒロ(仮面ライダーカブト主演)と佐藤健(仮面ライダー電王主演)の演技が楽しみでなければ、とっくに見限っております。
せめて「笑う大天使」(川原泉)を百万遍読んでからシナリオ作れ!、と言いたくなってしまうのでした。
投稿: 淡白 | 2009年2月26日 (木) 20時30分
ええ、あの、もう……台詞や仕草に関しては、「ひょっとしたら、原作がそうなのかなぁ……」何て考えながら、ぼーっと見ていたのですが……。
あれですね。矢張り、桜子様だの百合枝様だのがうじゃうじゃいるのでなければ、ほんまもんのお嬢様学校とは言い難いものがあるように思えますね。
でも、ひつじアニメは確かに可愛かったです☆
投稿: 星沢美保子 | 2009年2月27日 (金) 23時06分