MIQさんに、心からの感謝を込めて……続々
さて、ライブ後半の1曲目は『夢戦士ウイングマン』から“異次元ストーリー”。そうして、2曲目に歌って下さったのは――私がこのライブの開催を知ったその瞬間から、もしかしたら……と、秘かに期待していた、あの一曲――OVA『エリア88』のエンディング、“悲しみのDestiny”であった。元々、このライブはジャズ・ソウル・ファンクなどの洋楽を中心に構成され、雰囲気に合ったアニメ曲もスパイスとして散りばめられる……ということであったから、あの曲であれば歌って戴けるかも知れない……と、ずっと期待を抱き続けて迎えたこの夜であった。
“異次元ストーリー”を歌い終え、息を整えられたMIQさんが、続いて、こんな風に次の曲の紹介に入られた……。
『エリア88』――TVシリーズの方ではないのだが、その主役の声を演じておられた塩沢兼人さんが、何年か前に、ちょうどこの時期に亡くなられたということで、今日はそのファンの方もみえておられるそうなので、レクイエムとして歌わせて戴く――
(本当は、一言一句違わない「仰言ったまま」の言葉でお伝えしたかったのだが、もう、頭の髄が痺れて、夢の中で聞いているような心持ちに陥ってしまったので、これが精一杯の再現である。しかし、仰言った意味あいは間違いなくこの通りであった)
そうして、歌って下さった。深い深い心を込めた、文字通りの熱唱であった。8年目の5月10日を前に、塩沢さんにも、我々ファンにも、何よりの贈り物であった……。
ライブ当夜は、まだ緊張と興奮の余波からか、気づくことはなかったのだが、翌日の夕方頃から訪れ始めた、急激にして確かにそれと認識出来る心の変化は……もう、MIQさんの――女王陛下の「類も稀に強力な力(パワー)と深く暖かな真心(ハート)」に、最良の形で真近く触れることが出来た結果に他ならないと思われる。
MIQさんには――8年越しに堪え続けて来た涙の呪縛を、たった一晩のライブで解き放って下さった女王陛下には――もう、感謝の言葉も見つからない。
この8年……若葉の中にうすむらさきの花が咲く5月は、常に辛く悲しいばかりの季節であった。それだけに、あんなに素晴らしい方に巡り会えた今年の5月を、私は生涯、忘れることがないだろうと思う。
MIQさんは、私にとって「三人目の“魂の恩人”」に他ならない……。
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