『ウエスト・サイド物語』のDVDに言いたいこと
先月22日、DVD『ウエスト・サイド物語 スペシャル・エディション』(GXBGA-15930/2,500円)が発売された。一昨年7月に出た『ウエスト・サイド物語 コレクターズ・エディション』(GXBE-15930/5,985円)を、相当に苦労して入手しているし、紀伊國屋書店やAmazonのHPで検索して確認してみても、音声仕様は「英語」とだけしか掲載されていなかったので、ひとまずは安心していたのだが、何だか妙に――ひつじが知らせてくれたものか――気になるものがあって、ともかくも店頭まで確認しに行くと……ジャケットに「日本語吹替音声は現存するテレビ放送当時のものを…云々」と、ある……。
先に買った『コレクターズ・エディション』は、「本編ディスク+特典ディスク+愛蔵版ブックレット」という内容であったが、何よりの価値は日本語吹替音声の初収録で、しかもそれが「TV放映時のもの」であることであった。元々、この物語は余り好きな方ではない。しかし、ダンス場面の比類ない迫力と、ラス・タンブリンの出演、加えて彼の演じるリフ役を塩沢さんが吹き替えておられたことが、私にとっては最大の魅力であった。(因みに、それ以前に発売されていた廉価版の定価は2,070円だった。)
その日はそのまま帰ったが、どうにも「もやもや」して辛抱出来ず、昨日、思い切って『スペシャル・エディション』も買いに走ってしまった。帰宅後、落ち着いてジャケット表記をよく確認し直してみると、「日本語吹替音声は現存するテレビ放送当時のものをそのまま収録しております」「ディスク仕様(音声/映像/特典等)は既発売商品(GXBE-15930)と同内容・同仕様です」――と、ある。つまり、『コレクターズ・エディション』との違いは「愛蔵版ブックレット」の有る無しだけ。差額の3,485円が、あのブックレットのお値段と言うことになる。「愛蔵版ブックレット」は、19㎝×14㎝の大きさで厚みは優に1㎝程。映画パンフの復刻版や復元シナリオ等がびっしりと収録されているが、中身は全て英語で私にはとても読み下せない。それよりも、この差額で十分、別のDVDがもう一枚買えるかも……そんないじましいことを、つい考えてしまう。幾ら商売とは言え、こういうやり方は余り歓迎したくない。
ともあれ、日本語音声さえ手元に確保出来れば満足な私のような者にとっては、このDVDは『スペシャル・エディション』で十分だった訳である。
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